WRCITALY ヤリーマティ・ラトバラが2位。エサペッカ・ラッピは参戦2戦目でなんと4位。TOYOTA全車6位入賞!

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WRCイタリア:ラトバラが2位フィニッシュ、ラッピはパワーステージで最大ポイントを獲得

【RALLYPLUSより 】ラリプラメンバーズ358番より

©TOYOTA

6月11日(日)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリーイタリア・サルディニアの競技最終日となるデイ4がサルディニア島の北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRT勢はヤリ-マティ・ラトバラが総合2位、エサペッカ・ラッピが同4位、ユホ・ハンニネンが同6位でフィニッシュ。前戦のラリーポルトガルに続き、全車が完走を果たした。

 

TOYOTA

 

ラリー・イタリア サルディニアの最終日デイ4は、島北東部アルゲーロのサービスパークを中心に4本、計42.04kmのSSが行なわれた。風光明媚な地中海沿岸近くにグラベル(未舗装路)のSSが設定され、大勢の観客がラリーを見にSSを訪れた。オープニングステージのSS16は午前8時半過ぎにスタート。総合2位のラトバラは逆転優勝を目指して全開アタックを敢行し、2番手タイムを記録。1位オット・タナク(Mスポーツ フォード)との差を18.8秒に縮めた。しかし、続くSS17でラトバラはコーナリング中にエンジンがストップ。再始動に時間を要し、差は25.5秒に広がってしまった。 SS16の再走SSであるSS18では、ラッピがベストタイムを、ラトバラが2番手タイムを記録。そして、パワーステージに指定された最終ステージのSS19では、ラッピが今大会最多となる6本目のベストタイムを刻み、ボーナスの選手権ポイント5点を獲得した。ラトバラは最後までアタックを続けたが、追い上げ及ばず2位でラリーを終えた。また、ラッピはヤリスWRCでの2戦目にして4位フィニッシュを果たし、ハンニネンはパワーステアリングのトラブルを乗り越え6位で完走。全選手が完走を果たし、ポイントを獲得した。


トミ・マキネン(チーム代表)
「我々にとっては、間違いなく今年もっとも力強いラリーのひとつだったと思う。ヤリ-マティは優勝まで12.3秒差に迫り、エサペッカは多くのSSベストタイムを記録して、彼自身のベストリザルトを更新した。そしてユホは金曜日に一時ラリーをリードし、最終的には選手権でのポジションアップに成功した。参戦初年度の前半でこのような素晴らしい結果を残せたのは、ドライバー、コ・ドライバー、エンジニア、メカニック、そしてチームのおかげ。皆さんに心から感謝したい」ヤリ-マティ・ラトバラ (#10ヤリスWRC)
「最終日にトップとの差を縮め、2位でフィニッシュできたことに満足している。しかし、今日だけで2回ミスしてしまったことが悔やまれる。まず、今日の2本目で深い轍の中を2速ギアで走っていた時に、エンジンを止めてしまった。同じSSの2回目の走行の時には、ジャンクションで轍がかなり深くなっていたため、うまくターンできず薮の中を突っ切るしかなくなってしまった。しかし、チームにとってはリザルト、パフォーマンスの両面で、とてもいいラリーだったと思う」

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ユホ・ハンニネン (#11ヤリスWRC)
「昨日に続き、今日もステアリング系のトラブルが断続的に発生し、少しタイムを失ってしまった。また、金曜日最後のSSでのミスが悔やまれる。あのミスがなければ、土曜日はもっと有利な出走順となり、最終的な結果も違ったものになっていたかもしれないので、少し残念だ。しかし、今回はラリー中にいろいろなことを試し、今後に向けて有効な情報を集めることができたので、とてもいいラリーだった。6位は自分にとってヤリスWRCでのベストリザルト。選手権ポイントも獲得できた」

 

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エサペッカ・ラッピ(#12ヤリスWRC)
多くのドライバーがベストタイムを狙い全力でアタックするパワーステージで、トップタイムを記録したことにとても満足しています。もはや順位が変わるような状況ではなかったので、午前中の2本のSSではタイヤを温存して走り、そのためタイムもあまりよくなかった。そしてパワーステージの1本前のSSではスピードの感覚を確かめるために少しハードに攻め、パワーステージではクリーンな走りを心がけながら全開でアタックした。今回のラリーでは、低速でツイスティな道での走り方を学べたので、次は速度域の高い道のドライビング方法を学びたい

【RALLYPLUSより 】
 ラリプラメンバーズ358番より。
まあTOYOTAは今年はまだ18年ぶりに参戦して最初ですからね。まだ半年ですし。しかし今回は半年経ってやっとマシンも出来上がった頃。
M・スポーツのドライバーズチャンピョンシップトップを走る、セバスチャン・オジエが今回5位に甘んじているが、ゴール前日も調子が出ず、タイムを図る絶対スピードでなく敵がいても相対スポーツですから、調子良いなあって走っても、敵より遅いことがままありますよね。
セバスチャン・オジエも「どこが悪いかわからない!?」って言ってたけど、TOYOTAのマシンYARISWRCが随分熟成されてきたのかな。
トミ・マキネンも今年は準備の年としていたけど、それ以上の成果ですね。そして前レースののWRCポルトガルから参戦した、エサペッカ・ラッピの活躍が目覚ましいですね。
ポルトガルではレースからより多くの情報を得るため走るみたいな事を言っていたのに、今回はSSを6本ベストタイムで走るなど、とても情報収集のためだけの走りでは無いですね。若いからこそ出来ることかなあ。でも素晴らしいですね。コメントも謙虚。ユホ・ハンニネンも今年初めての6位入賞。若手の台頭に焦りますよね。
でもこのままの勢いで上位入賞を果たして欲しいですね。
とりあえず3台入賞おめでとうございます!ありがとうございます。
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